おもむきの時

伝統の知恵に包まれて。

上質な畳をあつらえると
そこには「おもむきのある時」が流れます。

お客様をお迎えする本格的な和室には、
上質な畳をあつらえることで、お部屋の“格”が上がります。

厳選された国産畳表を
一流の職人が心を込めて作り込む。

選ばれた畳表は、一歩足を踏み入れると違いがわかります。
年数の経過と共に黄金色に変化する姿は
味わい深い風情を醸し出します。
大切な方をお迎えする部屋に、家族とのかけがえのない憩いの場に
上質な空間を演出するのは、やはり国産の畳です。

すべての工程に手間をかけ作られる畳には
えも言われぬ風格があります。

畳表だけではありません、弾力性豊富で調湿作用にもっとも優れた国産藁を使用した畳床や、畳縁も品格に大きく差がでます。
それを仕上げる最良の技法を受け継ぐ倉崎商店の一流職人のみできることです。

高級畳のおもな特徴。

高級畳のおもな特徴。 高級畳のおもな特徴。

[中国産と国産畳の違い]

最近では安価な中国産の畳表を使うケースが非常に多くなっております。しかし、以下のような難点が挙げられます。
国産に比べてイグサの収穫時期が約1ヵ月早いため、イグサが未成熟でです。そのため、イグサの表皮が柔らかく脆い。イグサを乾燥させる過程で、国産が低温・長時間でじっくり行うのに対し、中国産は輸入の際の虫やカビが発生を防ぐた高温・短時間で行います。このため、イグサは乾燥しすぎて水分がほとんど残らず、表皮はカサカサに毛羽立ち、イグサ本来の粘りや弾力性も失われてしまいます。
また国産と違い、イグサの選別が農家単位で行われないために、イグサの品質が均一ではなく色味もバラバラです。
化学染料で染色加工をすることも多く、出荷後に色落ちし服などに付着します。焼けた場合は、ムラだらけになり見映えが非常に悪くなります。

品質の違いは、こんな所にも!!

い草を織る経糸には、綿糸と麻糸があります。麻糸の方が太く丈夫なため、たくさんのい草を織ることができるので、高級品に使われます。経糸に対して織り込むい草の本数が多いほど、織り目がびっしりと詰まり、厚く整った畳表ができます。手触りや見た目の違いは歴然で、耐久性も高くなっています。

綿糸と麻糸

「長さ」の違いで、仕上がりが違う??

畳を作った時に切り取ってしまう畳表の端っこの部分を「耳」といいます。い草はこの耳が長ければ長い方が高級とされています。普及品はい草の長さが97cm以上のものが主流ですが、最上級品となると135cm以上の長さになります。長さがあるので色ムラや変色が出る根の部分を使わないため、見た目にも綺麗な畳表になります。

良い畳表は美しく焼ける。

ほとんどのお客様がご存じないことの一つに、本当に良いい草で織り上げた良い畳表は色が焼けてからが(退色)美しいということです。上質ない草であつらえた高級畳は、数年すると美しい黄金色に変化します。畳をあつらえた時から長い年月を経て色が焼けてなをお楽しみ頂けるのが、高級畳の醍醐味の一つです。

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