あつらえの文化

「温故知新」畳のある暮らし。

優れた日本の知恵が集約された畳。
畳あるのある暮らしは、そのすぐれた機能で快適に過ごすとともに、
古来からの日本人の心とその文化を感じることと思います。

「畳をあつらえる」ということ。

かねてより日本では、大切な行事の際には畳をあつらえ、
清々しく新たな節目をむかえていました。
また、大切な人をお迎えする際にも、新しくあつらえた畳にでお客様をお迎えすることが、
最高のおもてなしとした文化があります。

それは単に綺麗という事ではなく、畳には、い草の香、畳の風合い、視覚に飛び込む色合い。
そして敷きつめられた畳には、得も言われぬ風格があり、その部屋には凜とした空気間を生み出し
自然と背筋が伸びる思いをさせる効果があるからでしょう。
その凜とする思いこそ、日本人が受け継ぐべき文化なのでしょう。

現代は、気軽にあつらう時代です。

畳の和室は、幅広い用途に合わせて自由に使うことができます。
お食事やお茶などでの家族団らん、子育てやしつけや礼儀作法の練習といった日常的な場面ではもちろん、
大切なお客さまをお迎えするときも和やかな雰囲気の中でくつろいでいただけます。
さまざまなシーンで活躍する和室での畳の役目は重要なものです。

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暮らしにあった畳の選び方。

肌触りやクッション性、耐久性などの機能に応じた素材選びはもちろん、
お部屋の雰囲気づくりや演出といった表現の面で畳をたのしくコーディネートしていただくことお部屋つくりが楽しくなります。

畳表を決める

1)「国産イグサ」弾力・耐久性に優れ、色鮮やか。
使い込むうちに味が出ます。普及品から特選品まで幅広く用途に対応。

2)「中国産イグサ」低コストだが品質は国産に及ばず。

3)「和紙表」「建材表」イグサ風に仕上げた畳表。
お手入れが簡単で、店舗などに向く。

畳床を決める

1)「藁床(わら)」快適さと耐久性に優れる。
特級から3等級まで格付けされています。

2)「建材床」断熱効果が高く低コスト。

3)「藁サンド(スタイロ)」価格・機能共に1.2の中間共。

畳縁を決める

1)「無地」シンプルで落ち着きのあるお部屋に。
色合い多く選ぶ楽しみがあります。

2)「和柄」トラディショナルで高級な和室の雰囲気。

3)そのた、キャラクターやモダンな柄など多数。
抗菌・撥水タイプなどもあり。

たたみTOPICS

庶民に広く使用されるようになったのは江戸時代中期以降で、その歴史は古事記まで遡ります。
四季の変化がはっきりしている日本の風土に最も適した敷物として継承されてきた、日本固有の敷物です。

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